好きだけど、キラキラネームに困惑する現場

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赤ちゃんが生まれる。
これはとっても嬉しいことです。知り合いに赤ちゃんが生まれると、自分の事じゃないのにソワソワしますね。

看護師仲間だとそのまま産休→育休に入ることもあり、病棟がヒマな時を見はからって、赤ちゃんを見せに来てくれます。

最近では、キラキラネームの赤ちゃんも増えてきたので、名前を知るのも楽しみです。

【キラキラネームに日本語能力をためされる】

個人的にはキラキラネームが大好きです。よっぽど奇抜なもの(黄熊=ぷう)は、さすがにひいちゃいますけど、たいていのキラキラネームはかわいいなと思いますね。両親が一生懸命考えたんだんだし。

ただ、これが患者さんの名前だと、ちょっと困ることもあります。名前が読めないの。外来の応援に行っていると、時々泣きたくなります。私の日本語能力が試されているのかって(笑)。

たとえば、竜胆→りんどう。これは植物にくわしい看護師がいたので、分かりました。普通の日本語ですよね、勉強不足です。

音色→リズムは、かなりむずかしいですよ。ねいろちゃんって、読むかもしれませんしね。

それから瞳ちゃん。これ、ひとみちゃんじゃないんですよ。あいちゃんなんです。かなり高難度なキラキラネームです。

外来の場合は、親御さんが問診票などにふりがなをつけてくれるので、かなり楽です。それでも読み方が分からないことがありますね。

名前は大事なので、読み間違われたら嫌な気持ちになるでしょうし、こちらもない知恵を絞って一生懸命考えます。それでも間違うことがあるので、勘弁してほしいと思います。

【性別が分からなくなった?】

キラキラネームといっても字画の都合もあるだろうし、音から選んでいるものもある。そして、予期せぬことからキラキラネームになった人もいるでしょう。

以前担当になった患者さんで、了(りょう)さんと言う方がいました。80代のとても可愛らしいおばあちゃま。かっこいいお名前ですねと言ったら、お父さんが役所の届ける時に「良」だった名前を、突然変更したんだそうです。

その理由は、生まれた子供の性別を忘れてしまい(この方8人兄弟の末っ子です)、どっちでも通用する名前にしておけばいいと思ったんだそうです。

そもそも読み方も、りょうではなくて、よしさんだったとか(笑)。お父さん、名前の音だけは覚えていたんですね~。

この方に限らず、キラキラネームを持つ人はそれまでの人生で読みまちがえや、性別の取りちがえにしょっちゅう遭遇するそうです。

私の友人にキラキラネームの持ち主がいますが、あまりに間違えられるのでもう何とも思わなくなったといっていましたね。

【不勉強がたたる】

同期の看護師でもうじき産まれそうだった人が、名前の候補をいくつかあげていました。

そのなかに海月(うづき)ちゃんと言うのがあって、きれいな名前だなあと感心していたら、病棟に回ってきた年配ドクターが「ん?クラゲちゃん?」と一言。

不勉強でしたが、海月とかいてクラゲと読むんですね。もちろん速攻で却下になりました。さすがにクラゲちゃんはちょっと問題ありです。

そうだ、その年配ドクターに「山本ごじゅうろくって誰ですか?」と聞いて、めちゃくちゃ叱られたのは、私でした。

だって患者さんの入院時の聞き取りで、尊敬する人は?って聞いたら「山本五十六」って書いてくれたんですよ。ドクターは「最近の若いもんは、山本五十六も読めんのか!」ってお怒りでしたけど。みんな読めるんですかね。