うつっぽい時は、高いものを買え

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世の中に、「うつ」と言う病気が次第に認識されてきました。

 

いろいろな人が「昔うつでした」とか「夫(または妻)がうつです」などと本に出したりネット上で公表したりする時代です。変わったなあと思いますね。

 

少し前なら、自分も家族も必死で隠していた病気が、ある程度は受け入れられつつあるようです。もちろん、まだまだ十分じゃありませんけどね。

【買い物がきくかも】

看護師にとって、うつ病は他人事ではありません。軽いうつや、うつっぽい感じに気落ちする期間が長く続くのは、珍しいことではないんです。

 

知り合いのドクターに抗うつ剤や入眠剤(うつになると、よく眠れない人が多い)を処方してもらって、バリバリと飲みながら仕事をしていたりして。ホントの話です。

 

そんな環境ですから、わりと気軽に「私、うつっぽいんです」なんてドクターにいっちゃいます。

 

以前私がそういったら、あるドクター(内科)が「おまえ、最近買い物しているか?」って聞くんです。買い物?うつ病と買い物ってなんか関係があるんですか?

 

そのドクターが言うには、うつ病の初期の段階には、ショッピングがいい効果を生むことがあるんだそうですよ。

 

買い物が、脳に刺激を与えると言う意味です。ショッピングは外に出ていきますから、それだけでも刺激になる。

 

さらに「どれを買おう」とか「これは高すぎるかな」と迷ったり決めたりすることが、脳に対して軽いストレス刺激になり、アドレナリンが出てきます。アドレナリンは心臓や呼吸器の機能をアップすることもあるので、うつになりかけている時は、身体的にちょうどいい刺激になるんだそうです。

って、ホント、先生?

【高いものを買え】

もっともその時ドクターに言われたことは「安いもんじゃあ、効果がないよ」ってこと。

 

買い物すればいいんだから値段は関係ないでしょ、って思いましたが、よく聞いてみると納得です。安い買い物=金銭的な負担が少ない=迷わない・もし失敗しても後悔しない。こういう図式なのであまり脳へのストレスにならないんだそうです

 

自分の想定金額よりちょっと高めのものを買おうかどうか迷っている時にこそ、ものすごい勢いでアドレナリンが出てきます。

 

たとえば予算3万円で、お洋服を3アイテム買おうと思っている。そんな時にいきなり最初の店で4万円のコートを見つけちゃったってケース。こういうのがいいんですって(笑)。

 

このコートを買っちゃったら、もう他の物は買えない。でも欲しい。いや、今日の目的は3アイテムを買って帰ることだし、ココはぐっと我慢して…だめだめ、あのコートがどうしても欲しいのよ~。

 

こんな感じです。この葛藤と言うか、ある種の緊張状態が脳にとって良いんだそうです。

【本格うつには向きません】

ただし、この高額ショッピング療法(?)が使えるのは、ごく軽度の段階です。うつ病中のひとには、外に出るのも負担が大きすぎる。本格的なうつに入りそうだと思ったら、まずは自分にかかっている負担、ストレスをひとつずつ無くしていくようにしましょう。

 

最初にしておくべきことは、かかりつけ医から抗うつ剤をもらってくること。そして病院からの帰り道に、数日間の引きこもりに堪えられるだけの食料を手に入れることです。

 

つぎに仕事や学校に連絡をして、しばらく静養する(=外に出ない)ことを伝えること。

 

これで本当に外に出られなくなっても「会社に連絡しておいたから、無理に出かけなくても不義理にならない」と、本人が安心できるわけです。

 

もちろん、うつの間も動けるようなら家事や在宅仕事をやってもいいんですが、それはあくまでも本人がやりたいと思った時にやるだけ本人にストレスがかかるものを、すべて排除しておくことが、すこしでもうつの時期を乗り切るコツです

【買ってこようっと】

看護師は忙しいですからね。働き過ぎから、うつになっても、おかしくはないです。そうかと思えば、オーバーワークもなんのその「残業代がつくからどんどん働くわ~」という人もいますからね。看護師をやっていると「人間にはいろいろな種類がいる」って、つくづく思います。

 

私は時にはうつっぽくなり、時にはバリバリ働いているので、気分の上下が激しいってことでしょうか。あんまり落ち込むと患者さんに迷惑がかかるし、危ないな~と自分で思う時は、買い物に行っていますよ。今日も予算いっぱい使ってこなくっちゃ(笑)。